2009年08月19日
ASIMOがついに富士山登頂に成功!
本田技研工業(株)の二足歩行ロボット、ASIMOがロボット初の富士山登頂に成功した。
ASIMOは障害物を回避しながら歩行したり、時速6kmで走行したりでき、時には階段を上る実演中にバランスを崩し転倒する場面もみられたが、笑って許されるというお茶目なキャラクターで親しまれている。
今回の富士山登頂にあたり、滑りやすい砂利道や岩石が点在する起伏の激しい道を制覇するための特別仕様として四足歩行モードを搭載した。二足歩行が困難な地形と判断した場合には写真のように両手も使って安定して登ることができる。
開発者の大風呂氏は「一般人でも登るのがやっとの富士山に挑戦したかった。これは過酷な環境下におけるパートナーとしての第一歩に過ぎない。次回はエベレスト登山隊にシェルパとして同行したい。」と述べている。
なお、道中では一歩ずつ慎重に進んだため、当初は他の登山客に抜かれていた。だが標高が上がるにつれ空気が薄くなると、酸欠でヨタヨタになった筆者を尻目にASIMOは着実に登り続け、計ったかのように五時間丁度で上り詰めた。さすがにその後、バッテリーが切れたらしく、帰りは職員におんぶされて下山した。
アシモ アクションフィギュア2 (HONDA ASIMO AS42)