2011年10月18日

オンカロとニューモが10万年後の人類に残すもの

もし、あなたがこの標識を見つけたらどうしますか?

ONKALO標識

これは10万年前の古代遺跡で発見されました。
あなたはこの意味を理解でき、すぐに適切な行動をとれるでしょうか?


ONKALO (4)
ここはフィンランドのオルキルオト島にある「オンカロ」という場所。
ここへ立ち入ってしまった者には、さらなる警告が下ります。
ここへ来た以上、あなたは何か重大なものがあることを理解しなければなりません。


ONKALO (1)
まず、あなたがすぐ見つけられるように、大きな石碑(モノリス)が立てられています。
10万年前の人類が、世界中の言語で同じメッセージを残しました。
この場所がどういう場所なのか、どうか伝わるようにと。


ONKALO (2)
敷地内の別の場所へ行けば、このようなキオスク型の遺跡もあります。
これにはモノリス型よりさらに詳しい情報が刻まれています。
しかしどれも10万年前の言語、あなたは4千年前の文字でさえ理解できないでしょう。


ONKALO (3)
もっと先へ進むと、厳重に保管された記録文書が発掘されるはずです。
そこにはこう記されています。
「ここにあなた方の役に立つものはない。危険な場所だから立ち去りなさい。この敷地は決して乱してはいけない。ここは放射性廃棄物の最終処分場だから…


#地下深く、永遠に。~100000年後の安全~


“ある日、人類は新しい火を発見した。
その火は強力すぎて、消すことができなかった”


人類は地下500mに広大な処分場を造り、それを埋めることにしました。
放射性廃棄物が生物に無害になるまで、10万年かかります。
しかし、その十分の一でさえ、人類の建造物が持ちこたえたことはありません。
持ちこたえたとしても、宗教施設、または宝の隠し場所と思われるでしょう。

どうやって意思の疎通を図ればいいのか。
たぶん話す言語も文字も違うでしょう。
なにか不変的なものを見つけなければなりません。


ONKALO (5)
その解決策のひとつがイラストです。細かなメッセージを伝えるより、ここが怖い場所だというイメージを植えつけてしまおうという試みです。威嚇するような壁や、尖った物が沢山ある風景は、「ここには何か悪いものがある、入ってはいけない場所だ」というメッセージになるはずです。

10万年後の人類がどこまで信用できるのか誰にも分かりません。人間は恐ろしいものに対して本能的に強い拒否反応を示しますから、それに賭けるしかないのです。


◆日本では…

使用済み核燃料を、再処理して再利用しようという取り組みもあります。しかし、使用済み核燃料から取り出したプルトニウムが、外部に漏れる危険性もあります。日本では「もんじゅ」がその役目を期待されていますがトラブル続きです。

再処理サイクルが稼動していないため、全国の原発の使用済み核燃料プールの貯蔵量は平均64%に達しており、このままだと単純計算であと五年半で満杯になります。(予定外の原発停止でかろうじて延命できそうですが…)

日本ではニューモが、埋めるのに適した地層、つまり数億年に渡って安定している地層を選定している段階です。

neopozi at 22:30コメント(0)トラックバック(0)映写室  

トラックバックURL

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
研究所へようこそ
何をお探しで?
ごぶさたです。
おすすめ

QLOOKアクセス解析
  • ライブドアブログ